新航空工学講座(全11巻)
第1巻 航空力学
飛行機はスピードが速く、かつ三次元的に動くことで、機体に作用する力やその状態が複雑で、現象とその原因の探求が難しいと、いう特殊性がある。それを持つ飛行機に関する理論を解説し、飛行機に関する知識を習得する人達への参考書です。
第2巻 飛行機構造
航空機技術は着実な進歩を続けています。特に機体の一次構造の複合材化が挙げられる。金属と複合材では製造法は異なっても、飛行機構造の設計概念は大差なく、半世紀前に確立された技術の多くが踏襲されています。
第3巻 航空機システム
航空の運航に必要な油圧、空気圧酸素、空調、与圧、燃料系統などについて実用例を用いて、航空機システムの必要性、システムに使われている機器、その作動原理・機能等が理解できるよう解説。
第4巻 航空機材料
力学の基礎から始まり、材料力学、材料の結晶組織、金属、非金属材料、複合材料の種類と用途、航空機構造部への接着等を解説。
第5巻 ピストン・エンジン
ライト兄弟による動力飛行の成功から100年を過ぎた今日まで、ピストン・エンジンが使われています。現在使用されている水平対向型エンジンと過給機、燃料噴射装置、プロペラ減速装置などの技術を採用し、信頼性と低コストが実証されています。
第6巻 プロペラ
ライト兄弟の時代から今日まで使用され続けているプロペラについて解説しています。
第7巻 タービン・エンジン
ジェット・エンジンの作動原理と理論、分類、性能、基本構成、構造材料など新たに航空エンジンの概念、熱力学、エンジン計器、エンジンの運転と試験方法、エンジンの故障と解析、を新設しました。
第8巻 航空計器
航空計器の装備から高度計、速度計、昇降計、圧力計、回転計、ジャイロ計、磁気コンパスなどコックピットに装備される計器を解説しています。
第9巻 航空電子・電気の基礎
本書で用いる数式の意味を理解するために国際単位系(SI)についても解説しています。
第10巻 航空電子・電気装備
航法・通信機器の使用目的や原理を学ぶにはアナログ機器。最近の機器類はデジタル化されておりデジタル・アビオニクスの章を設けこれらの機器の原理や機能を述べています。
第11巻 ヘリコプタ
ヘリコプタに詰め込まれている沢山の技術や工夫を、その原理から実際までできるだけ分かり易く説明し、ヘリコプタの設計や製造、運航や整備、操縦など携わる人達への基本的知識を得られるように作りました。